スチームトラップ診断で
ボイラ給水タンクの高温状態を解消
社会福祉法人芦別白光舎 様
ボイラ給水タンクの異常高温と
蒸気ロスを解消したい

お客様プロフィール | |
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会社名 | 社会福祉法人芦別白光舎 |
事業内容 | クリーニング事業 生産能力:ユニフォームクリーニング 4,000枚/日 |
- お客様の課題
- ボイラ給水タンクが常時90℃以上の異常高温状態だった
- スチームトラップからの蒸気漏れを懸念していたが、目視確認が困難だった
- 蒸気漏れによる燃料ロスの可能性も懸念していた
- 課題に対し、状況把握や改善の手段がなく、対処できずにいた
- 改善のポイント
- スチームトラップ診断サービスを導入し、蒸気設備の状態を可視化
- スチームトラップの診断で、38台のうち12台の蒸気漏れを特定(不良率31.5%)
- 最適なスチームトラップへの交換で、ボイラ給水タンクの温度が90℃→60℃に大幅改善
- 蒸気ロスによる年間損失額199万円を削減
- 蒸気を停止しない診断で、生産の影響なく改善を実施
導入製品・サービス
導入ヒストリー
- 導⼊のきっかけを教えてください(課題は何でしたか?)
以前より、蒸気使用装置からのドレンを回収するボイラ給水タンクが、常時90℃以上の高温状態となっており、スチームトラップからの蒸気漏れが常態化している可能性がありました。これにより、燃料ロスの発生が懸念されていました。
ちょうどそのタイミングで、ミヤワキ様よりスチームトラップ診断のご提案をいただきました。
専門メーカーによる調査を通じて、課題の可視化と改善を図れる機会だと感じご提案を受けることにしました。
- 導⼊の結果、課題は解決しましたか(導⼊していかがでしたか?)
診断の結果、工場内に設置された38台のスチームトラップのうち、12台で蒸気漏れが発生していることが判明しました。
漏れによる年間損失額は約199万円と試算されたため、早急に該当トラップの交換を実施しました。
その結果、ボイラ給水タンクの温度は90℃から60℃まで低下し、蒸気漏れによる無駄を大幅に削減することができました。
○ 診断結果
スチームトラップ診断台数 |
38台 |
スチームトラップ不良台数 |
12台 (蒸気漏れ) |
不良率 |
31.5% |
蒸気損失金額(年間) |
199万円 |
※ 蒸気損失金額の計算条件: 蒸気単価 5.1円/kg、年間稼働日数 312日(10h/日)
- なぜ、ミヤワキでしたか?(導⼊の決め⼿を教えて下さい)
豊富な導入実績と、他社での改善事例を交えた丁寧なご提案により、専門メーカーとしての信頼性を感じたためです。
また、蒸気を停止せずに診断が可能だったため、生産調整の必要がなく、業務への影響がなかった点も大きなメリットでした。
さらに、単なる製品交換ではなく、蒸気損失の大きいスチームトラップについては最適な製品を再選定いただきました。
今後の省エネ効果やトラップの長寿命化にも期待しています。
- 今後さらに解決したい課題(今後の展望など)があれば教えてください
今後も定期的なスチームトラップ診断を継続し、蒸気設備の運用最適化を図ってまいります。
設備の健全性を維持しながら、さらなる省エネとコスト削減に取り組んでいく予定です。