スチームトラップ

スチームトラップとは、蒸気システム内の復水(ドレン)や空気をシステム外へ
排出するための自動弁です。ミヤワキスチームトラップは配管や蒸気使用機器・
装置から迅速に復水を排出し、設備の安定稼動と蒸気の有効利用に効果を発揮します。

下向きバケット式
  • 下向きバケット式

    下向きバケット式
  • 蒸気と復水の比重差を利用し、開放フロートであるバケットの浮力で弁を作動させるスチームトラップです。ミヤワキ製下向きバケット式スチームトラップには、低排出量のESシリーズと高排出量のERシリーズがあります。いずれも弁部には優れた耐久性と閉弁性能を発揮する当社技術のSCCV機構*を採用しています。さらにERシリーズでは、差圧二重弁機構を設けて高排出量化を図っているため、他社製下向きバケット式トラップに比べ、同じ排出量をより小さな本体で実現しています。

  • *SCCV機構
    バルブホルダーはレバーに固定され、バルブは、そのホルダーの小さな空間に、固定されることなく置かれています。これによって、レバーを介して伝達される機械的な力を緩和しています。
ボールフロート式
  • ボールフロート式

    ボールフロート式
  • 蒸気と復水の比重差を利用し、密閉された球形フロートの浮力で弁を作動させるスチームトラップです。

    フロート式スチームトラップは、フロートの浮力がレバーを介して弁に伝わる機構を持つもの(レバーフロートタイプ)と、フロート自身が同時に弁として働くレバーのない機構を持つもの(レバーフリータイプ)があります。レバーフロートタイプには、小型で大容量の排出能力を実現する*複座平衡弁方式を採用したものがあります。

  • *複座平衡弁方式
    平行している二つの弁にかかる圧力は互いに押し合い、均衡状態に保たれています。したがって、わずかな力で弁を開閉できるため、小さなフロートにより大容量の復水を排出できます。
温調式
  • 温調式

    温調式
  • 蒸気復水の温度差を利用し、感温体の膨張、収縮力で弁を作動させるスチームトラップです。温調トラップは、あらかじめ作動温度を自由に設定でき、スチームトレース用の省エネトラップとして、当社が世界に先駆けて開発したサーモスタティックトラップです。
    実績に裏付けられた高い信頼性能により、世界の幅広い産業分野で受入れられています。圧力や衝撃に対して頑丈な内部部品で構成されているため、高圧域や過熱蒸気を伴う蒸気主管用としてのニーズにも対応できます。

    【用途】
    温調トラップの用途は、蒸気トレースラインにおける保温と蒸気主管の復水処理です。ミヤワキ製温調トラップは、低圧~超高圧域の各々の圧力領域に対応した機種をご用意しています。

ダイヤフラム式
  • ダイヤフラム式

    ダイヤフラム式
  • 蒸気と復水の温度差
    ダイヤフラム式スチームトラップは、サーモエレメント(ダイヤサーモ)が温度に応答して形状変化することにより作動するトラップです。
    ミヤワキ製のダイヤフラム式トラップDシリーズは、耐食性に優れたステンレス製も多く取りそろえ、狭い取付けスペースにも十分適用できるよう、可能な限り小型化しています。またバイパス弁を内蔵しているDV1型はバイパス配管が不要なため、製品・配管施工コストを大幅に低減できます。
    サーモエレメントの作動温度は飽和温度より5℃低いタイプと、15℃低いタイプがあります。

サーモエレメント式
  • サーモエレメント式

    サーモエレメント式
  • 蒸気復水の温度差によるワックスの膨張・収縮を利用し、弁を作動させるスチームトラップです。

    【用途】
    暖房用ラジエータなど、低圧で小規模なシステムに適しています。

ディスク式
  • ディスク式

    ディスク式
  • 蒸気と復水の流速の違いから生じる流体力学的特性や熱力学的特性を利用して弁を作動させるスチームトラップです。
    ディスク式トラップは、取付け姿勢に制限がなく、取り扱いが容易です。
    バイパス弁を内蔵しているSV型は、バイパス配管省略により、配管材料が節減でき工期も著しく短縮できます。

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