10,662人が集結!大阪・関西万博
「大阪のものづくり おもろいミライ展」レポート
~ものづくりの未来をつなぐ熱気あふれる3日間を振り返ります~

2025年9月5日~7日の3日間、大阪・関西万博 ギャラリーWESTにて開催された、大阪市経済戦略局主催の「大阪のものづくり おもろいミライ展」に出展しました。
本イベントは、『EXPO2025 大阪WEEK 秋※』 の一環として実施されたものです。
会期中の総来場者数は10,662名にのぼり、そのうち当社ミヤワキのブースには2,000名以上の方にお越しいただきました。
本レポートでは、ミヤワキが出展したブースの展示内容や、イベント開催の舞台裏などをご紹介いたします。
※大阪WEEKとは
万博会場内で約400のイベントを実施したもの。
春・夏・秋の3期に分け、各期10日間程度にわたり、大阪府内の自治体が連携し大阪の魅力を発信するイベントの総称。
開催概要
- 名 称
- 大阪のものづくり おもろいミライ展
-
開催日 - 2025年9月5日(金)〜 7日(日)
5日(金)準備後オープン 19時~21時(最終入場 20時30分)
6日(土)9時~21時(最終入場 20時30分)
7日(日)9時~16時(最終入場 15時30分) -
会 場 - 大阪・関西万博会場内 ギャラリーWEST
-
展示・催事内容 -
- ・ものづくりへの関心を高めるエントランスムービーの放映
- ・市内ものづくり企業の技術の強みを活かし、どんな「おもろい未来」を実現するかを表現した展示
- ・未来の担い手であるこどもたちの発想力をもとに、大阪市内のものづくり企業の技術力で実現化したプロトタイプの展示
- ・ものづくりの魅力を体感できるワークショップの開催等
-
主 催 - 大阪市経済戦略局
展示内容
ミヤワキは、5つに分かれていたエリアのうち、以下3つのエリアに参加しました!

TOUCHエリア
「触ってみる」を通じて、ものづくりのおもしろさを体感してもらうエリアです。
ミヤワキブースでは、『バルブ/バルブシートのすり合わせ技術で実現できるエネルギーロスゼロの未来』をテーマに
『見た目ではわからない』 が、すり合わせ加工ができていないと、シリンダーが下降する装置(ミャクミャクがワニに食べられちゃう!)を展示しました。
すり合わせ加工の精度が異なる、3種類のバルブを用意し、精度の違いで、上部の重り(ミャクミャク)がどうなるかを体感してもらいました。
皆さん、見た目がほぼ変わらないのに、重りが下降してしまうバルブ、ぴたっと止まったままのバルブ...と、「どうなっているの?!」と目を丸くしてびっくりされていました。
皆さん、見た目がほぼ変わらないのに、重りが下降してしまうバルブ、ぴたっと止まったままのバルブ...と、「どうなっているの?!」と目を丸くしてびっくりされていました。
説明員が、隣で流していたすり合わせの動画も含め、すり合わせ加工技術についてご説明すると、「研磨だけでこんなに差が出るの?すごい!」「下町ロケットみたい!」「世界に誇れる日本の技術」「この技術は絶対絶やさないで!」と、驚きや感動、日本のものづくりへの誇りなど、様々な声を頂戴しました。

PLAYエリア
ワークショップを通じてものづくりの魅力・楽しさを体感してもらうエリアです。
ミヤワキでは、弊社の技術『すり合わせ加工技術』が体験でき、猛暑の時期に子どもたちに「ほしい!」と思ってもらえる"水鉄砲組立体験”のワークショップを実施しました。
市販品の加圧式霧吹きを活用し、加圧したときにペットボトル内の圧力が一定値以上にならないようにする「安全弁」を付加するというもので、参加者の方には主に、安全弁の『すり合わせ体験』と、ペットボトルの装飾を行ってもらいました。
ワークショップの評判は上々!3時間で30セットの体験を予定していましたが、なんと1時間半で終了!となりました。
皆さん、オリジナルの水鉄砲が作れて、ものづくりの楽しさを実感していただけたようでした。
ワークショップの評判は上々!3時間で30セットの体験を予定していましたが、なんと1時間半で終了!となりました。
皆さん、オリジナルの水鉄砲が作れて、ものづくりの楽しさを実感していただけたようでした。
共創プロジェクトエリア
子どもたちが考えた「未来のアイデア」とは?ものづくりの匠たちと、子どもたちによる、未来を創るプロダクトモデルを生み出す共創プロジェクトです。
5月31日と6月7日に、子どもたち(小学1年生から中学3年生まで)が参加するワークショップを実施。各日50人程度の子どもたちが参加しました。ワークショップの中で出てきた子どもたちからのアイデアの中から、3つのプロジェクトを決め、各社協働で展示物を制作し、万博会場でお披露目しました!
5月31日と6月7日に、子どもたち(小学1年生から中学3年生まで)が参加するワークショップを実施。各日50人程度の子どもたちが参加しました。ワークショップの中で出てきた子どもたちからのアイデアの中から、3つのプロジェクトを決め、各社協働で展示物を制作し、万博会場でお披露目しました!

決定した3つのプロジェクトの中で、ミヤワキは、「アップサイクルハンモック」の制作に参加しました。
各社様々な廃材を活用し、子どもたちのアイデアを形にするというもので、ミヤワキからは、スチームトラップの主要部品の一つ、『フロート』を提供しました!
当日の会場では、実際に乗れる「ハンモック」に子どもたちは大興奮!アップサイクルハンモック体験を楽しんでいました♪
各社様々な廃材を活用し、子どもたちのアイデアを形にするというもので、ミヤワキからは、スチームトラップの主要部品の一つ、『フロート』を提供しました!
当日の会場では、実際に乗れる「ハンモック」に子どもたちは大興奮!アップサイクルハンモック体験を楽しんでいました♪
来場者の声
ミヤワキのブースを訪れてくださった来場者の方から、以下のような声をいただきました。(一部のみ抜粋)
下町ロケットみたい!
パッキンを使わず
金属だけで漏れないの?
金属だけで漏れないの?
1/100mmの
精度なの?すごい!
精度なの?すごい!
世界に誇れる
日本の技術だね
日本の技術だね
まさに匠の技だね!
世界に誇れる技術なので、絶対に絶やさないで!
この水鉄砲を作りにきました!
スチームトラップって何?
初めて知った!
初めて知った!
イベントの舞台裏
ここで、イベントの舞台裏をご紹介します。
会場の大型モニターで映す動画撮影
2025年8月某日、万博会場の大型モニターで映す10秒動画用の動画撮影が行われました。
蒸気が噴き出す迫力満点の映像から、すり合わせ作業を行う匠の仕事の様子など、プロによる的確な指示のもと、順調に撮影が進行しました。
最後は、弊社の製品 "スチームトラップ" を持って、決めポーズ。
撮影時には、多くのギャラリーも訪れ、終始和やかな雰囲気での撮影となりました。
〇撮影風景↓
出来上がった動画は、 会場エントランス前の大画面モニターで流されました。
以下のようなイメージで、10秒程度のインパクトある動画に仕上がりました。(撮影動画から写真を一部抜粋)
① ②

蒸気が噴き出す迫力満点の映像から、すり合わせ作業を行う匠の仕事の様子など、プロによる的確な指示のもと、順調に撮影が進行しました。
最後は、弊社の製品 "スチームトラップ" を持って、決めポーズ。
撮影時には、多くのギャラリーも訪れ、終始和やかな雰囲気での撮影となりました。
〇撮影風景↓

出来上がった動画は、 会場エントランス前の大画面モニターで流されました。
以下のようなイメージで、10秒程度のインパクトある動画に仕上がりました。(撮影動画から写真を一部抜粋)
① ②


③ ④


⑤



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台風15号の接近予報で、初日開催中止の危機!
2025年9月5日、台風15号が近畿地方に最接近するとの予報を受け、イベント当日(9月5日)の搬入作業から開催までが危ぶまれる状況となりました。
運営側の判断により、イベント公式サイト上では9月5日の開催中止が発表され、参加企業は搬入作業のみを実施することとなりました。
しかし当日は幸いにも天候の大きな崩れはなく、当社を含む参加企業による搬入・準備作業は順調に進行。
その結果、各社の準備がほぼ予定通り完了したため、当日の判断により19時から「プレオープン」という形で開場することができました。
初日中止をお知らせしていたにもかかわらず、多くの方にご来場いただき、プレオープンながら初日から大盛況のうちに終えることができました。
〇準備~プレオープンの様子↓
運営側の判断により、イベント公式サイト上では9月5日の開催中止が発表され、参加企業は搬入作業のみを実施することとなりました。
しかし当日は幸いにも天候の大きな崩れはなく、当社を含む参加企業による搬入・準備作業は順調に進行。
その結果、各社の準備がほぼ予定通り完了したため、当日の判断により19時から「プレオープン」という形で開場することができました。
初日中止をお知らせしていたにもかかわらず、多くの方にご来場いただき、プレオープンながら初日から大盛況のうちに終えることができました。
〇準備~プレオープンの様子↓

大盛況の2日間!来場者もスタッフも全員汗だく
2025年9月5日・6日、台風一過の快晴に恵まれ、イベント本番を迎えました。
オープン前には参加企業スタッフ全員で集合写真を撮影し、予定通りにスタート。
会場は西ゲートから少し奥まった場所にあり、来場者数に多少の不安もありましたが、その心配を吹き飛ばすほど朝から大盛況!
空調が効いているはずの会場も、来場者とスタッフの熱気でまるで真夏のように、汗が止まりませんでした。
ミヤワキのスタッフはコーポレートカラーにちなんだ緑のTシャツで統一し、次々と来場者へ説明。
ワークショップや展示ブースでは「楽しい!」「すごい!」という声を多くいただき、充実感に満ちた2日間となりました。
〇会場全体/会期中の様子↓
オープン前には参加企業スタッフ全員で集合写真を撮影し、予定通りにスタート。
会場は西ゲートから少し奥まった場所にあり、来場者数に多少の不安もありましたが、その心配を吹き飛ばすほど朝から大盛況!
空調が効いているはずの会場も、来場者とスタッフの熱気でまるで真夏のように、汗が止まりませんでした。
ミヤワキのスタッフはコーポレートカラーにちなんだ緑のTシャツで統一し、次々と来場者へ説明。
ワークショップや展示ブースでは「楽しい!」「すごい!」という声を多くいただき、充実感に満ちた2日間となりました。
〇会場全体/会期中の様子↓
まとめ
今回の出展は、ミヤワキの100周年史に刻まれる記念すべきイベントとなりました。
また、部門を超えたプロジェクトチームが一丸となって取り組んだことで、社内の結束力がさらに強まり、企業としての成長を実感する機会にもなりました。
さらに、他社との共創プロジェクトに参加できたことも、非常に意義深い経験でした。
近年、企業間の協働が新しい価値を生み出す動きとして広がっていますが、今回の取り組みを通じて、その重要性を改めて感じることができました。
加えて、子どもたちにも楽しんでもらえる体験を提供できたことは、未来を担う世代とのつながりを深める貴重な経験でした。
このような参加型イベントは、社会との関わりを広げる重要な取り組みであり、ミヤワキとして、今後も積極的に企画・実施していきたいと考えています。